それでもやっぱり勉強しなきゃと思う人へ
そもそも10,000時間もかけてる場合じゃないんだよ!
その気持ち、ごもっともです。「10,000時間もかけて、やっとネイティブの幼児レベルの英語認識力じゃあやってらんないよ!」と思うのはごく自然なことです。
そもそもそんな悠長な時間をかけてまで英語を習得しようと思う人がどれほどいるでしょうか。せいぜい未就学児か時間を持て余している不労所得の大人くらいでしょう。学生は目の前のテストで点数を取らなければいけないし、大人であれば何か明確な理由があるはずです。どうせやるなら、即効性のある学習方法を知りたい!と思うのが当たり前です。
それでも英語アレルギーの克服には時間が必要
部長は死ぬほど英語が苦手でしたし、嫌いだったと言っても過言ではありません。でも今では少なくとも英語アレルギーは克服していますし、仕事で関わりのある外国人と簡単な英会話くらいはします。英語アレルギーのときは外国人とは極力関わらないように、目を合わせないように必死に避けていました。でも今ではそんな心の障壁は全くありません。それもこれも、このサイトに書いてあるような方法を実践した結果です。
そうなるまでに一体どれだけの時間が掛かったでしょうか。従来の学習方法(単語を覚える、文法書を読む、長文読解など)を行っていた時はどれだけやっても苦手意識が抜けませんでした。中学高校の6年と、大学の4年、社会人以降のTOEIC学習2年と合わせて、少なくとも10年は英語学習をしてきた自負があります(せいぜい1日1~2時間程度ですが・・・)。それでも克服できなかった英語アレルギーを克服したのは英語学習ではなく「簡単な英語で遊ぶ」ことと「日本語を排除すること」です。
英語アレルギーを克服した今でも一切勉強してないのか?
ここで突然ですが白状します。実はけっこう勉強しています。突然の裏切り発言で申し訳ございません。しかしこれには理由があります。
理解できるようになると自発的に勉強したくなる
他の記事でも書いていますが、部長は漫画を描くのが趣味です。その漫画をSNSに載せているのですが、せっかくなので外国の人にも読んでほしいと思い、英訳するようになりました。最初はネットで必死に調べて不自然ながらもなんとか英訳をしていましたが、最近では少し調べるだけでちゃちゃっと英訳できるようになりました。アメリカやUKの映像作品からセリフや場面をそのままいただいているので当然と言えば当然ですが。しかし、どうしてもわからない言い回しや単語が出てきたときは辞書や文法書に頼るしかありません。でもこの作業を勉強とは思っていません。自発的に知りたいことを調べているからです。気になったことをネットで検索する感覚で調べているだけです。決してテストで点を取るための後ろ向きな調べものではありません。
この例から言えることは、「英語アレルギーを克服できると英語に対して前向きになれる」ということです。この段階になればもはや英語を勉強するということに対して以前ほどの抵抗感は消えています。
10,000時間と2,000時間の間を目指せ
英語習得に必要な時間は2,000時間と10,000時間とありましたがここで再度何が2,000時間で何か10,000時間なのかおさらいしておきます。
約2,000時間:日本人が英語習得をするのに必要な英語学習の時間(言語圏によってこの時間は異なる)
約10,000時間:何か新しい事柄を習得するために必要な最長時間。(学習ではなく、単にその事柄に関わる時間。言語に適用できるかは検証段階。)
この例でいえば、中学・高校の英語学習を2,000時間ひたすら続ければ習得できそうな気がしますが、英語アレルギーの人には恐らく無理だろうと部長は考えています。だからこそ、10,000時間ただ英語に触れましょう、英語で遊びましょうと提唱しているわけですが、先にも述べたように英語で遊んでいるうちに自発的に勉強したくなります。その段階になってから、いわゆる学校の英語学習をしても遅くありません。
一見遠回りに見えますが、後ろ向きに取り組むのと前向きに取り組むのでは吸収率が違います。前向きに取り組めるようになるまでは、英語学習ではなく英語遊びに時間を使うべきです。
「英語遊び→英語学習」の手順であれば、英語習得に10,000時間もかからないことは想像に容易いでしょう。
英語学習は日本語は介してはいけない
せっかく英語学習に前向きになっても、中学・高校と同じ方法で学習することは強く否定します。なぜなら日本語を介すからです。
一般的な英語学習本は日本語で解説が書かれていますが、英語遊びで英語に慣れた人にはこれが毒になります。せっかく英語回路ができたのに、また日本語回路にチューニングが戻ってしまいます。これは非常にもったいないことです。
英語学習は英語でしろ
英語学習は、ネイティブが国語を学ぶような感覚でしましょう。既に英語アレルギーを克服している人にとっては難しいことではありません。
単語や文法を調べるときは
- 英英辞書を使う
- Google画像検索で調べる
- 検索エンジンの言語設定を英語にして調べる
- Youtubeの英語解説動画(もちろん日本語はダメ)を見る
これだけで大体OKです。
検索エンジンの言語設定を英語にすることに抵抗がある人は、英語専用ブラウザを用意して、英語に関わる全ての調べ物はそのブラウザでのみ行うことを徹底しましょう。